スマートフォン使用ルールの明確化と段階的見直しについて(提案)
令和8年9月●日【要確認: 提出日】
生徒指導部 関根先生・山田先生【要確認: 宛名の正式表記】
福岡工業大学附属城東高等学校 生徒会 生徒会副会長 髙橋 諒【要確認: 名義(会長連名とするか)】
1. 提案の趣旨
現在のスマートフォンに関する校則は、使用禁止区域の範囲が生徒に正確に認知されておらず、結果としてルールが守られにくい状態にあります。本提案は「使用の解禁」を求めるものではなく、守ることのできる明確なルールへの再設計と、生徒会による周知・啓発・効果測定を通じて、遵守率の向上と先生方の指導負担の軽減を図るものです。
つきましては、下記のとおり(1)現行ルールの周知徹底(実施済み・実施中)、(2)使用可能区域の限定的な見直し、(3)生徒会による統制策と効果測定、をご検討いただきたく提案いたします。
2. 背景
2-1. 全校アンケートの結果(総回答1,522件、令和8年7月実施)
- 現行ルールで曖昧だと感じる点の自由記述529件のうち、最多は「学校・大学・駅の範囲/境界」で126件(23.8%)。「どこからスマホを出してよいのか分からない」という声が最も多く寄せられました。
- 実際の使用経験は「駅と高校の通路」が68.6%と突出しており、境界の曖昧さと違反の実態が一致しています。
- 使用を許可してほしい場面は「学校行事での使用」83.0%に次いで、オアシス75.2%・高校売店69.2%・自販機67.9%・セブンイレブン67.1%とキャッシュレス決済に関する要望が上位を占めました。
2-2. 現状の課題
- ルールの範囲が周知されておらず、生徒の間だけでなく指導の場面でも解釈に幅が生じている、との声が複数寄せられています。
- 決済場面等で事実上の使用が黙認される場面があり、「ルールはあるが守られていない」状態がなし崩し的に拡大するおそれがあります。
- ルールを誠実に守っている生徒が不公平感を抱く状態(正直者が損をする状態)は、規範意識全体を損ないます。
3. 提案内容
(1)現行ルールの周知徹底【8月末の全校集会にて実施予定・ご承認済み事項】
- 校内図を用いたエリアマップ(使用禁止区域の明示)の全校掲示・発表
- アンケート結果の全校フィードバック
- 発表は生徒会役員複数名により、お願いベースで実施します
(2)使用可能区域の限定的な見直し【本提案の中心】
現行の運用を、以下のとおり区域と時間で明確に線引きした運用に改めることを提案します。
| 区分 | 現行 | 見直し案 |
|---|---|---|
| 高校建物内・高校敷地内 | 使用禁止 | 使用禁止(変更なし) |
| セブンイレブン・オアシス店舗内 | 使用禁止(決済場面で事実上黙認) | 昼休みに限り使用可 |
| 大学敷地内 | 使用禁止 | 放課後に限り使用可 |
| 学校行事での使用 | 使用禁止 | 本提案の対象外(変更なし。将来、別途提案予定) |
- 店舗内の使用を「決済のみ」と限定しないのは、決済か否かを外形的に判別できず、監視の負担が生じるためです。「店舗内は可・一歩出れば不可」という場所基準であれば、判断が明確になり指導も容易になります。
- 校内における写真撮影およびSNSへの投稿は、区域を問わず不可であることを施行時の告知に明記します。
(3)生徒会による統制策
罰則の新設は求めません。違反時の対応は従来どおり先生方の生徒指導に委ね、生徒会は違反が起きにくい環境をつくる側を担います。
- 周知: 見直し後のエリアマップを全校掲示・告知し、「なぜこの区域なのか」の理由も併せて説明します
- 動機づけ: 全校集会にて「ルールの見直しを提案していくこと」「その実現には現行ルールが守られている実績が必要であること」を伝え、遵守の動機を生徒自身の利益と結びつけます
- マナー啓発: 店舗内での長時間の滞在を控える等のマナーを、掲示・放送により継続的に呼びかけます
- 継続報告: 下記(4)の測定結果を、生徒会が毎月1枚のレポートに整理し生徒指導部に提出します
(4)効果測定(3か月間)
見直しの判断材料として、9月〜11月の3か月間、以下のデータを収集・整理します。
| データ | 方法 | お願いしたい事項 |
|---|---|---|
| 認知度・実態の変化 | フォローアップアンケート(10月上旬に実施し中旬に集計、設問は7月調査と揃えて比較可能にします) | — |
| 生徒会・風紀委員の活動記録 | 呼びかけ・掲示等の啓発活動の実施記録(風紀委員は申告ベースの報告のみで、巡回・監視は行いません) | — |
| 指導件数の推移 | 先生方の校内巡回における指導件数 | 巡回を実施される場合、差し支えない範囲で件数の共有をお願いできれば幸いです |
(5)試行と復元の担保(撤回条項)
見直し後の運用は試行とし、試行期間中に指導件数の増加、店舗・大学からの苦情、その他の問題が生じた場合には、生徒指導部のご判断により直ちに従前の運用に戻すことをあらかじめ提案に含めます。生徒会はその判断に異議を唱えず、復元の全校告知にも責任を持ちます。
4. スケジュール(案)
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 8月24日 | 全校集会にて現行ルールの周知・アンケート結果報告(承認済み) |
| 9月 | 本提案について生徒指導部の先生方と協議 |
| 9月〜11月 | 効果測定・啓発活動(月次レポート提出。フォローアップアンケートは10月上旬実施) |
| 10月〜12月 | 主任主事会議へのご提案(測定結果を随時追加提出いたします) |
| 承認後 | 改正版エリアマップへの差し替え・全校告知・試行開始 |
5. お願い
- 本提案について、ご協議の機会をいただきたくお願いいたします。
- 主任主事会議でのご検討にあたり補足の説明が必要な場合には、生徒会役員が説明に伺います。
以上
添付資料(予定)
- スマートフォン使用アンケート 全体概要(総回答1,522件)
- エリアマップ(現行版・見直し案版)
【執行部内メモ・提出時に削除】
- 本文中の【要確認】3箇所(提出日・宛名・名義)を確定させること。
- 過去の起案文書の書式に合わせて体裁を整える(secretary-pc の OneDrive で過去文書を参照)。
- 「2-2. 現状の課題」の指導解釈の幅に関する記述は、先生批判と読まれない表現か提出前に関根先生に相談して調整する。